【2023最新】Googleアドセンス審査 サブドメインだけで審査に出す方法

Googleアドセンス「サイトを追加」ダメな例 雑記
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このサイトはルートドメインでなくサブドメインのURLで運営しているのですが、そのせいかGoogleアドセンスの申請で色々手間取ってしまいました…
ルートドメインにサイトを作ったりWordpressをインストールすることなく、審査のリクエストができましたのでその方法をシェアします。

最初に結論

私が実際に試した方法

  1. ルートドメインのads.txtにサブドメインの記述を追加
  2. サブドメインにもads.txtを配置
  3. .htaccessに、ルートドメインからサブドメインにリダイレクトさせる記述を追加

ルートにサイトを作ったり、Wordpressもインストールしなくて大丈夫です。詳しい手順は後述します。

たぶん一番手間数が少ない方法

  1. サブドメインにads.txtを配置
  2. .htaccessに、ルートドメインからサブドメインにリダイレクトさせる記述を追加

この方法でいけると思います。結局リダイレクトしちゃうので。
(サブドメインのサイトが複数ある場合は、一番力を入れてるサブドメインにリダイレクトさせればいいのではないかと。)

Googleアドセンスでサブドメインの追加ができなくなった

Googleアドセンスにサイトを追加する流れは、ざっくり以下のような感じなのですが、サブドメインを指定するところがどこにもなく「あれ?」となります。

Googleアドセンス サイトの追加から審査をリクエストするまでの流れ
(2023年10月時点)
  • STEP1

    「新しいサイト」ボタンをクリック

  • STEP2

    「サイトを追加」ダイアログでルートドメインを入力して保存

  • STEP3

    サイトをAdsenseにリンクする(サイトのソースコードにスニペットを貼るか、ads.txtをディレクトリに配置)

  • STEP4

    「確認」ボタンをクリックすると、Googleがサイトを確認しに行ってくれる。すぐ終わる。

  • STEP5

    「審査をリクエスト」のボタンをクリック

  • STEP6

    数日で審査結果メールが来る

調べてみると、上記の手順の途中でサブドメインの追加ができる箇所がある、といった情報も出てくるのですが、公式サイトのヘルプに「サブドメインの追加と管理ができなくなります。」といった記載があり、どうも2023年3月からサブドメインの扱いが変わったようです。

同じく公式サイトに「Public Suffix List に登録されているプラットフォームのサブドメイン(例: site.appspot.com)」ならサイトとして追加できる、との記載もありましたが、もう何言っているのかよく分からず。

でも大丈夫です。大丈夫だった手順を次のセクションで紹介します。

Googleアドセンスでサブドメインの審査リクエストをする手順

Googleアドセンスのアカウント登録が済んでいて、トップページが表示されている前提で説明します。

1.サイトの追加

左ナビゲーションの「サイト」をクリックして、
表示された画面の「新しいサイト」ボタンをクリックします。

Googleアドセンス「新しいサイト」ボタン

「サイトを追加」ダイアログにルートドメインを入力して「保存」をクリックします。

Googleアドセンス「サイトを追加」ダイアログ

サイトのURLではなく「okakaumebosi.com」のようにルートドメインを入力します。「https://」も不要です。

Googleアドセンス「サイトを追加」ダメな例
Googleアドセンス「サイトを追加」ダメな例

2.サイトをAdsenseにリンクさせる

追加しようとしているサイトが申請者のものであることを証明するための手順です。
「ads.txt スニペット」を選びましょう。(一番簡単なので)

Googleアドセンス「サイトをAdsenseにリンクする」

2-1.ads.txtを作成

「コピー」ボタンをクリックすると、「google.com~~~」の文字列がクリップボードにコピーされます。

Python in Excel 入門 - adsense6

メモ帳等でテキストファイルを新規作成し、コピーした文字をペーストします。
「ads.txt」というファイル名で一旦ローカルPCに保存します。

2-2.ads.txtをサーバーに配置

作成したads.txtをサーバーに配置します。ファイルのアップロードができればいいので、FTPソフトを使っても、レンタルサーバーが提供しているファイルマネージャーアプリを使っても何でもOKです。
場所はルートドメインのルートディレクトリです。多くの場合「public_html」がルートディレクトリになるかと思います。(サブドメインのサイトで使っているディレクトリではない。)

以下の画像は、このサイトが使っているレンタルサーバー「カラフルボックス」の例です。

レンタルサーバー「カラフルボックス」のファイルマネージャー画面
レンタルサーバー「カラフルボックス」のファイルマネージャー画面

正しくアップロードされたか確認してみます。ブラウザにURLを入れてアクセスします。
URLの例:okakaumebosi.com/ads.txt
ads.txtの中身が表示されればOKです。

ColorfulBox(カラフルボックス)

2-3.確認ボタンをクリック

Googleアドセンスの画面に戻って「ads.txt ファイルを公開済み」をチェックして「確認」ボタンをクリックします。ads.txtが正しく配置されていればすぐに結果が返ってきます。

Python in Excel 入門 - adsense7

3.審査をリクエストする前の準備

ルートドメインをGoogleアドセンスにリンクさせられたものの、現時点では審査してほしいサブドメインのサイトをGoogleに伝えることが出来ていません。とはいえ、入力するUIが無いのでどうしたものか。
調べてみると、リダイレクトさせる方法が多く紹介されていましたので、それに倣います。

3-1.ads.txtをサブドメインのルートディレクトリに配置

2-1で作成したads.txtを今度はサブドメインのルートディレクトリにも配置します。(リダイレクト先のルートに配置しておく、ということです。)

以下の画像は、このサイトが使っているレンタルサーバー「カラフルボックス」の例です。Wordpressを使用しているなら「wp-admin」フォルダ等があるディレクトリです。

レンタルサーバー「カラフルボックス」のファイルマネージャー画面
レンタルサーバー「カラフルボックス」のファイルマネージャー画面

正しくアップロードされたか確認する場合は、ブラウザにURLを入れてアクセスします。
URLの例:pie.okakaumebosi.com/ads.txt
ads.txtの中身が表示されればOKです。

筆者はこのタイミングで、ルートドメインのルートディレクトリに配置したads.txtにサブドメインを加筆して一旦審査に出してみました。なんかリダイレクトさせるのはチートな気がしていたのと、審査時にこのファイルの中を見て良きに計らってくれるんじゃないかなーと淡い期待を持ったからです。

google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0
subdomain=pie.okakaumebosi.com

ads.txtの記法について以下のサイトを参考にしました。

結果は、
AdSense の利用を開始するには、問題を解決する必要があります」というタイトルのメールが届きまして、要は審査に通らなかったということです。「サイトの停止または利用不可」という理由の記載があり、どうもサブドメインにはリーチできなかったみたいです。
このことから「ルートに配置したads.txtのサブドメイン記述は審査時には何の意味もない」と推測しまして、「これはリダイレクトしてあげないとGoogleの人はサブドメインのサイトに到達できないね」という結論に達しました。なので、次のステップのリダイレクト処理は必須です。(笑)

Googleアドセンス「サイトの停止または利用不可」
Googleアドセンス「サイトの停止または利用不可」ですって。

3-2.サブドメインにリダイレクトさせる

リダイレクトさせるために、ルートドメインにサイトを作ったりWordpressをインストールする必要はありません。(結局リダイレクトしちゃうので)

ルートドメインにアクセスされたらサブドメインに飛ばす、という設定をします。

ルートドメインのルートディレクトリにある「.htaccess」ファイルの先頭に以下の3行を加筆します。(ドメイン等は適宜変更してください)

RewriteEngine On
RewriteCond %{http_host} ^okakaumebosi.com
RewriteRule ^(.*) https://pie.okakaumebosi.com/$1 [R=301,L]

.htaccess ファイルが見つからない場合は非表示になっている可能性があります。

以下の画像は、このサイトが使っているレンタルサーバー「カラフルボックス」の例です。
「非表示のファイルの表示(dotfiles)」をチェックして「Save」します。

レンタルサーバー「カラフルボックス」のファイルマネージャー画面 基本設定ダイアログ

上記の設定をしても .htaccessファイルが表示されない場合は新規作成します。上述のコード3行を記述します。(ドメイン等は適宜変更してください)

.htaccess ファイルをダウンロードしてから加筆する場合、または新規作成する場合は、文字コードに注意してください。文字コードはUTF-8です。

正しく設定されたか確認してみます。ブラウザにURLを入れてアクセスします。
URLの例:okakaumebosi.com
リダイレクトされて、サブドメインのページが表示されればOKです。

これで設定はすべて完了です!

4.審査をリクエスト

「審査をリクエスト」のボタンをクリックすると(スクショとるの忘れました。何かボタンがあるはずです。)「審査待ち」の表示に変わります。

Googleアドセンス「審査待ち」画面

5.審査結果のメールを待つ

審査は数日から2週間ほどかかるようです。筆者のケースでは、初回は12時間後位、2回目は15日後に審査結果のメールが届きました。

Googleアドセンス「有用性の低いコンテンツ」だと?
Googleアドセンス「有用性の低いコンテンツ」…だと!?

残念ながら2回目の審査も不合格でしたが (笑)、不合格の理由が初回の「サイトの停止または利用不可」から「有用性の低いコンテンツ」に変わり、とりあえずサブドメインのサイトへはリーチできたことが分かりました。

本当は「2度目の審査で合格しましたー!」とか報告したかったのですがダメでしたね。あはははは。

まとめ

とりあえず、上記の手順でGoogleアドセンスの審査にサブドメインのサイトを出すことができ、Googleさんもサイトにリーチできることが分かりました。
サブドメインの扱いが変わったことから、ネットの情報が古くなっていることがあるので、検索するときはその情報の作成日もチェックすることをオススメします。

参考

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